今回は認知症発症リスクの36個の内の3つ目、高血糖の話です。血糖値は、血液100ml(1dl)あたりのブドウ糖が何mgあるかという数値です。なので単位は「mg/dl」です。70~140mg/dlは正常値。血液の中にブドウ糖がたくさんあってドロドロだと、脳血管が損傷して脳血流が低下するので、認知症のリスクが高まると言われています。

原因の一つは、もちろんブトウ糖の取り過ぎ。ブドウ糖を含む食べ物と体内でブトウ糖になる食べ物・飲み物があります。

ブドウ糖を多く含むのは、果物やイモ類。

体内でブトウ糖になるのは、砂糖と炭水化物。

 

糖質が多い食べ物のイラスト
-糖質が多い食べ物-

ついつい取り過ぎちゃう物ばかりですね。そして母の好きな物ばかりです。

二つ目の原因は、すい臓の機能低下によるインスリンの減少。インスリンは血糖値を下げるホルモンです。血糖値を下げる事ができず、高血糖の状態が続くと糖尿病となります。

原因がどちらでも、治療はまず食事療法と運動療法、それでダメなら薬物療法になるそうです。

母はスイーツもバナナもさつま芋もかぼちゃも大好きだけど、血糖値はずっと正常でした。

小規模多機能型居宅介護施設に通っていた頃は、精神安定剤を処方されていたので、主治医からは「食欲が出る作用もあるので、食べすぎに注意してください。」と言われていました。

確かによく食べていました。そして体重も増えました。でも血液検査では、血糖値は正常だったので、「まあ、大丈夫でしょう。」という事で、食事の制限はしませんでした。さすがに、誕生日ケーキをホール丸ごと食べる勢いだった時は止めましたけど。

苺のショートケーキのホールケーキを幸せそうに食べている母の画像
-バースデーケーキと母-

あんなに甘い味付けの物が好きなのに、血糖値は低いなんて…、不思議。

糖は取り過ぎても、すい臓がうまく調整してくれればいいってことでしょうか。

きっとそうだ。