ちょっと遡ります。

6月14日は「認知症予防の日」

6月13日はここちゃんの19回目の誕生日

そして2025年6月12日は…..、日本初「スマホ認知症外来」が、どこかの脳神経外科病院で開設された日。

わたしはテレビを見ないので知らなかったんですが、ニュースになったんですってね? こんなのがニュースになるんですね。なんてゆうか、のどかですねえ。

「スマホ認知症外来」

初めて聞いたって方いますか。この言葉にどんな印象を持ちますか。

スマホで認知症の診察が受けられる、ではないんです。スマホが原因で認知機能低下、という症状の患者さんが受診するところ、だそうです。

わたしの第一印象は、「は?」でした。

病名だとしたら「スマホ依存症」とは別物でしょうか。「スマホ依存症」の周辺症状(この言葉を使っていいかどうかわかりませんが)に、うつ病・不安障害・集中力低下・情緒不安定というのがあります。それを「スマホ認知症」と言っているんでしょうか。

それらの治療は、精神科や診療内科の方がいいのでは?

スマホを使い過ぎる事で、アルツハイマー病やレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症になるわけじゃないですよね? 「スマホ依存」の周辺症状を改善したいんですよね? どうして脳神経外科に開設された外来に行かないといけないの?

わたしには、「スマホの長時間使用の弊害」って、不安を煽って自分とこの外来に来てほしいんだろう、としか思えません。

だって、パソコンの(依存ではなく仕事上)長時間使用で認知機能の低下って聞いた事ありますか? うつ病とかになったら、それはパソコン認知症ですか? ○○か!

「スマホのゲームは脳トレになる」とか「認知機能低下の予防」って記事を見かけますけど?

みなさんはどちらを信じますか。

あ、ちなみに「スマホ認知症」は病名ではありません。脳神経外科医の造語のようです。

そもそも、「認知症」という単語が人に不安感・危機感を与える、っていうのが前提の造語なのも気に入らないなあ。