昨日は参議院選挙の投票日でしたね。みなさんは投票所に行きましたか。わたしは行きました。

投票所は家から徒歩2,3分で、その施設はちょっとした町の博物館みたいになっていて風情があるからです。こちらの町に引っ越してからは欠かさず投票しています。(利便性、って大事。)

一応、投票前にそれぞれどんな公約を掲げているのか、チェックしました。介護関連のみですが。

【シルバー新報より「参院選各党公約」】

3つの政党を除いて他は、介護職の賃金を上げると公約しています。つまり3党以外のどの政党が勝っても、介護職の賃金は上がるってことですよね? 公約ですからね。

不思議なのがJ民党も「公的価格を上げる。」と公約していること。

去年(2024年)の4月に、財務省の提言を受けて公的価格である介護報酬を引き下げたのはどこの政党でしたっけ。(1年前の投稿)

下げたのを上げたって、元に戻るだけですよ? 何のために下げたの。介護サービスの保険負担率は?元に戻るんですか?

しかも各政党の公約「介護報酬を上げる」ことについて、財務省が難色を示しているってさ。

じゃあ、ほぼほぼ無理でしょ。もし実現しても、財務省は「2割の自己負担になる高齢者の対象範囲を広げたい」って言ってますから、利用料金が2倍になることで、利用者が減れば介護事業所の収入は減りますよ。

ちなみに公的価格とは、民間企業であっても価格が自分達で決められず、政府が決める価格のことです。例えば、医療費・公共(光熱費の)料金・介護報酬などです。

J民党が「介護報酬」と言わずに「公的価格」と言ったってことは…(悪い想像)。まあ、もう結果は出ましたが、何て言うか…(中略)不安です。

公的価格が上がれば、利用する側が支払う料金も上がります。それはしょうがない。(負担率が2倍になるより、まし。)今問題になっているみんなの賃金を上げるには、商品・サービスの価格に人件費を乗っけないと。

しょうがない、ってわかってはいるんだけど、お給料と物価が釣り合うまでには、どこかにしわ寄せが来ます。

支払いは大変だけど、介護職につく人達の離職をこれ以上増やして、母のいる特別養護老人ホームがつぶれるのは、困るんですよ、本当に。