似たような名前の施設、第2段。介護老人福祉施設と介護老人保健施設。
介護老人福祉施設は、通称「特別養護老人ホーム」です。略称、「特養」。常に介護が必要な人が入居します。申し込みができるのは、要介護3以上の人です。
わたしの祖母の頃は待機人数が多くて、6年・7年待ちの施設ばかりだと聞きました。そのせいでまだ元気なのに、早くから申し込む人が殺到したみたいです。でも今はそんな事はありません。申し込みができる要介護3に上がる基準が厳しくなったからです。要介護2から要介護3への区分変更は、ハードルが高いそうですよ。介護老人福祉施設は、看取りの瞬間まで見てくれる所です。
介護老人保健施設は、入院して治療が終わった人でリハビリが必要な人が、自宅で自立した生活ができるよう復帰を目指す施設です。略称、「老健」。
申し込みのため、施設見学で色々な施設を巡っている時、ある施設の人から同系列の「〇〇なら空きがあるみたいでした。」と言われ、(母は入院なんかしてませんが)見学に行った事があります。担当の人を待っている時に、少し離れたスペースで利用者と職員が話していました。利用者の声は聞き取りづらかったんですが、職員が「もうダメなんだ」と説得しているようでした。
介護老人保健施設は、3ヶ月~6ヶ月程度の一定期間で退去することが前提の施設です。
利用者は車椅子ではなく普通の椅子に座っていたので、おそらく回復していたんじゃないかと思います。だから「退居しないといけない」と言われてたんでしょう。特養と勘違いしてたんだったりして。
入院もしていない母は、入居できると言われたのになあ。「一旦、併設している病院に入院という形を取りますね。」って。その人にも、そういう形を取ってあげればいいのに。??? なんかヤな感じ…。
まあ結果として、そこに母が入居する事はありませんでした。
ちなみに、特別養護老人ホームと似た名前の施設で養護老人ホームがあります。養護老人ホームには、介護サービスはありません。市区町村が経済状況や環境などを調査・審査し、入居の認定をします。
わたしが読んだ本には施設に関するページはありませんでした。ネット上にある情報とわたしが見聞きした情報です。
詳しくは厚生労働省のサイトで。
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