グループホームで過ごす母が少しずつ落ち着いてきて、わたしは「もう少し前向きに考えないといけないなあ」と思い始めた頃、父がまた引っかき回してきました。
グループホームの利用料金が高過ぎると。
わたしが調べた限りでは、高過ぎるという事はなく、平均的な料金でした。いくらでもいい、と言ったのは父です。なのでわたしは相手にしませんでした。
父は愚痴る相手を妹に切りかえました。その妹からの情報によると、ケアマネージャーさんを紹介した役所に電話でクレームをいれたそうです。ケアマネージャーさんが儲けようとして、わざと高い施設を紹介したと。
ん?
わたしには、グループホームの料金が高いと文句を言っていたのに。「わざと」?
言っている事が支離滅裂だと最初は思いました。でも調べてみると、確かに、同じ系列の事業所しか紹介しなかったり、キックバックしてくれる事業所ばっかり紹介するケアマネージャーもいるそうです。
「儲け」というワードが父の口から出た、という事は、そのキックバックの事を言っているのでしょう。
介護を利用したい人の希望に反して、利益を優先するケアマネージャーはアウトですが、母のケアマネージャーさんは父の希望通りの施設を紹介してくれました。ケアマネージャーさんからすると理不尽極まりない。キックバックを受け取っている証拠もないんだし、それはただの誹謗中傷です。
ケアマネージャーさん本人やグループホームに直接文句を言わないで、紹介した役所にクレームをいれるなんて、2者の癒着を密告して役所に指導してほしかったって事? (事実だったら倫理違反なんでしょうけど。)
あの父が自分一人でそこまで考えたついたわけがありません。
ケアマネージャーと介護サービス事業所の間のキックバックの事、役所に倫理違反を密告する必要性、この2つの知識が、父の頭の中に元々あるわけありません、絶対に。
入れ知恵した人がいますね。
施設の料金に納得できない事を、全然悪くないケアマネージャーさんが「儲けようとした」って、告げ口するなんて、性格悪すぎる…。
儲けようとしたかどうかはともかく、わたしが父に言いたいのは、
あなたの希望通りの施設です! 不満があったとしても自分のせいでしょ! 自分を省みて!
わたしは、忙しいの!