母は料理するのが好きでした。家にはガスオーブンがありました。40年以上前の話です。電子レンジなんかありませんでした。今は無きナショナルのパナグリルです。
ガスコンロの下に付いているグリルじゃないですよ。 【パナグリルの参考画像】
お料理教室にも通ってました。オーブンで色々作ってくれました。グラタン、茶碗蒸し、ミートローフみたいなやつ、ロールパン・クッキー・ケーキ・焼きりんごなどなど。
焼きりんごは、りんご丸ごとオーブンに入れて焼いたシンプルなのですが、これ好きでした。
母に好きな料理をずっとさせてあげたいのは山々ですが、火を使うものだから、付きっきりで見てないと危ないですよね。…なかなか、そんな時間は見つけられませんでした。もったいなかったなあ。
ところが最近はこんな物が!
【リンナイの新型ガスコンロ SAFULL+(セイフル・プラス)】
認知症の方だけでなく、認知機能が衰え始めた高齢者にも使いやすい設計なのだそうです。「間違え防止」「鍋の置きやすいゴトクの形」「聞き取りやすい音声案内」
技術って、ほっといても勝手に進化はしていくんでしょうけど、ただ、どっちの方向に向かって進化するのか、っていうのが少数派にとっては優しくない結果が多いんですよね。少数に向かって開発しても儲からないからねえ?
全方向に向かってって難しい。
だけどだけど、メーカーの皆さん! 認知症患者は、増えますよ? 確実に。
見慣れない機械の新しい操作でも、母なら覚えられたはず!この方のように。
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毎日、コツコツと、時間をかければ…、ね。
ごめんよお。
焼きりんご、食べたいなあ。誰か作ってくれないかなあ。