母が認知症疑いで脳のMRIを撮ることになったのは、父が希望したのか、かかりつけの内科の先生に薦められたのかはわかりません。

当時、高血圧で通ってた内科ではMRI検査ができず、他の病院を紹介されました。同じビルにある個人経営の脳神経外科医院でした。

そしてそこの先生に、認知症だと診断され、通院するようになりました。

これが後悔の元。成り行きで病院選びをしてはダメだったんです。

ネットで「認知症」「診療科」で検索して、脳神経外科が検索結果にあっても、すべての脳神経外科医が認知症の専門的な診療をしてくれるわけではないんだ、と気づくのが遅かったです。

MRIを撮って認知症の診断をしてくれて、主治医となって介護保険の意見書を書いてくれて、認知症の進行を遅らせるお薬の処方箋を出していても、そこの先生は母の認知症を診てくれてたわけではありませんでした。脳神経外科の名医らしいけど、母にとってはヤブ医者でした。

名医よりも良医!ですよね。↓

一人の名医よりも複数の良医、有名病院よりも優良病院

 

もの忘れ外来等で、MRIなどの画像撮影をして認知症と診断してくれる病院と認知症の治療で通院する病院は同一でなくてもよかったんですよね。

お住まいの地域に認知症専門医がいる医療機関が少なくて、通院が多少大変でも、ちゃんと認知症を診てくれる病院を選んだ方がいいと思います。病院のサイトに認知症専門医とか認知症対応とか載せてあるかどうか。サイトに詳細が乗ってなければ電話して聞いてみるとか。

病院選びの機会が次にあるのなら、わたしは絶対そうします。絶対わたしが病院を選びます。(たぶんないと思いますが)どの家庭でも多くても(両親ともで)2回ですよね、そういう場面を迎えるのは。

1回目に間違えた経験を2回目に活かせたとしても、経験しておいてよかった、なんて思えません。

後悔しないように、病院選びは大事。