認知症は誤診が多いという記事を読みました。

【アルツハイマー病の4割が誤診】

アルツハイマー病と診断された人の4割は違う病気だったそうです。そしてアルツハイマー病と診断されなかった人の2割強が本当は、アルツハイマー病だったそうです。他にも精神疾患と診断されたけど、レビー小体型認知症だったというケースとか。認知症と診断されたけど、発達障害だった、とか。

母の場合、血液検査と長谷川式簡易知能評価スケール、それにMRI検査をして、アルツハイマー病と診断されました。

MRIは、X線CT検査よりもアルツハイマー病の鑑別がしやすいそうです。すごく高額だけどPETとPECTはアルツハイマー病の初期でも見分けられるそうです。ちなみにアミロイドβ PET検査(認知症の検査)は30万円~60万円かかります。(保険適用外だから)

PETとかPECTだと誤診も少ないという記事を見たけど、イヤイヤ、料金高いから。

「誤診が多い」という記事を見て、わたしが思ったと事を書きます。(注:悪口を含みます)

誤診の原因として「見分けるのが難しい」と言う医者がいるけど、それは自分の保身のために言ってるんじゃないの? 難しいから間違うの? 本当に難しい? 言い訳でしょ、って。

わたしがよく見ている、認知症専門医の長谷川先生の動画を見てると、長谷川先生は間違わない気がするんです。間違う医者と長谷川先生の違いは何?

「誤診が多い」という記事の中の医者は誤診の原因を「見分けるのが難しい」と言い、長谷川先生は「検査・聞き取りをちゃんとしてないからかも」と言います。記事の中の医者と、長谷川先生の言う原因とでは、格差が相当あるように感じるのはわたしだけですか。

母の最初の主治医がひどかったので、こんなひねくれた見方しかできません。母の場合、セカンドオピニオンの結果は主治医の誤診ではなかったのですが、治療薬の処方の仕方がおかしい事が判明しました。

誤診だった人たちは、そもそも間違った治療を受けてた事になりますよね。悪化した人もいたくさんいるんでしょうね。

誤診を防ぐためには、PETは高額だから却下、セカンドオピニオンを受けた方がいいんじゃないでしょうか。母はセカンドオピニオンを2カ所の病院で受けました。今年6月にNHKで「誤診される認知症・・・」っていう番組が放送されたそうですので、主治医に「誤診が多いってテレビで見たから、セカンドオピニオンを受けたい」って、言い出しやすくなったんじゃないでしょうか。(わたしはその番組は見てません。)

もうひとつ、医学的検査ももちろん重要ですが、周辺症状を細かに詳しく訴えるのも重要、と長谷川先生がおっしゃっています。そしてそれをちゃんと聞き取ってくれる所に行かないと。

 

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アルツハイマー病、血管性疾患、レビー小体型、ピック病、慢性硬膜下血腫、特発性正常圧水頭症の特徴と対処法
「認知症ケア」という本の31ページ目