グループホームを退居してからは、わたしが仕事に行っている間、小規模多機能型居宅介護の通いを週6日、利用する事になりました。

その通いの初日はわたしの仕事が早番だったので、一緒に家を出て施設に向かいました。

1日を終えての感想は、まあまあ大変とけっこう大変の間くらい。とにかく朝早いのが…。

母の目覚めはいいのですが、朝ご飯を食べ、薬を飲ませ、自分の支度と母の支度を終え、7時に家を出ます。施設までの距離は近くて車で10分、施設のスタッフに母を預けて、わたしは徒歩で10分の距離の職場へ。7時半までには制服に着替えてタイムカードを押さなければいけません。

分刻みの朝です。少しでも時間が押せば、遅刻すると思います。ドキドキの毎日が始まります。

グループホームに入居する前は、デイサービスを利用していて、その頃はあまり行きたがっていませんでした。でも初日の母は不安そうな表情ではあったけど、強い拒否がなかったので、予想より順調な出発でした。

施設での母は、居心地が悪かったのか、みんなの輪には入らず、入口すぐの椅子に座って過ごしたそうです。

仕事を16時半に終えて、大急ぎで帰り、17時10分前後に母が帰って来るのを待ち構えます。

帰って来た母の顔はうれしそうでした。1日の内に帰って来れたのがうれしかったのかもしれません。グループホームへ連れて行き、3ヶ月家に帰れなかったから。

勝手に想像しといて何なんですが、母のうれしそうな顔が心に痛かったです。

テーブルのタオルの上に寝るここ(猫)と布団の上で寝る母。
ここは、母がテーブルの上に敷いたタオルの上で寝て、母は、わたしが敷いた布団の上で寝る。