アルツハイマー病は、最初に脳の海馬が萎縮する病気です。海馬は記憶を司っているので、初期症状として記憶障害が現れます。そして次第に脳全体が萎縮します。余命は個人差が大きい。

レビー小体型認知症の原因は、レビー小体です。アルツハイマー病と誤診されやすいそうです。認知症とパーキンソン病が混ざったような症状なので、パーキンソン病の治療に使われる薬も処方されるみたいです。余命10年以内だと言われています。

ピック病は脳の前頭葉と側頭葉が萎縮する病気です。前頭葉が人格の形成につながる機能を司っているので、性格が変わったように見えるらしいです。記憶力は保たれるようです。アルツハイマー病の薬のアリセプトは、ピック病には逆効果になります。

もう一つが血管性の認知症。脳梗塞や脳出血でダメージを受けた部分の機能が低下する病気です。通称「まだらボケ」 アルツハイマー病と違って、進行を止められる可能性があります。

脳の6つの部位の位置関係を示したイラスト
-脳の構造-

わたしの母は、アルツハイマー病です。アルツハイマー病を中心に、他の認知症との似ている所と違う所をあげてみました。このブログでは「認知症」って単語を使うことが多いのですが、他の認知症と混同されないようにと思って…。

アルツハイマー病だけ見ても、脳全体に萎縮が及んでいくことによって、色んな症状が出てきます。他の認知症と似た症状も出てきます。進行具合や萎縮の広がり方が、人によって全然違うから、現れる症状も人によって大きく違うと思います。

全部に共通するのは、「正しい診断、適切な治療」

ですよね。

 

ちなみに「慢性硬膜下血腫」と「特発性正常圧水頭症」という病気にも、認知機能の障害が出るそうです。