母の認知症の症状が中期(混乱期)に入り、ひとり歩きや見当識障害が生活に影響し、問題となっていきました。

ひとり歩きは命にも関わる問題なので、なんとか止める方法を当時のケアマネージャーさんと探っていました。ケアマネージャーさんのすすめもあり、今通っている医院は認知症専門ではないし、他の病院に行ってみることになりました。詳細は他記事→「認知症の種類はたくさんある」

結果としては、薬の量が多いんじゃないかという事になりました。(はっきりと言ってくれたわけではないですが)

わたしは病院に勤務していたことがあり、医療事務ではありませんが月初めの頃は、レセプト点検のお手伝いをしていました。診療内容はさっぱりわからなかったので、お薬の量の点検を主にしていました。なので薬価効能早見表を持っていました。すぐにお薬手帳と早見表を見比べました。

認知症の薬は少量から始めて、だんだん増やしていかなければならないタイプの薬です。投与開始や増量に伴い負担が大きい場合には減量・中止を検討するらしいです。そして服用の注意として、体に留まる時間が長いため、1日飲まなくても影響は少なく、飲んだかどうかわからない時は、重複して飲むことを避けるためにその日はそれ以上飲まないように、という事です。

薬の種類としては、2種類。認知症によって脳の動きが悪くなると元気がなくなったりするのでそういう時は、脳を活性化させる薬を出してくれるそうです。または、脳の神経の働きのバランスが崩れるとイライラしやすくなったりするので、脳の活動を穏やかにバランスを調節する薬を出してくれるそうです。(わたしがネットで調べた限りでは)

母は、そんな繊細に扱わなきゃいけない薬を、規定以上の量で毎日飲んでいました。

母は何日も寝ておらず、目つきもきつくなっていて、それは薬が多すぎるせいなのでは?と思うようになりました。(素人考えではありますが)