介護保険負担限度額認定証は、すべての施設のサービスに使えるわけではありません。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設など7種類の施設です。

母が特別養護老人ホームに入居した年に、申請書を出したことがあります。夫婦合計で預貯金が2千万以下なら認定されると知ったからです。わたし達姉妹の予想では、2千万はないでしょ、と意見が一致したので申請しました。

申請に必要な書類を父に出してもらったりして、見てみるとやっぱり2千万はありません。

余裕も余裕で認定されるだろうと思っていました。

でも結果は「不可」でした。

う~ん、どこにそんなにあった?

父がわたし達にも隠している資産があるとか? 隠しても銀行で調べるのは知っていました。同意書にサインしましたからね。

介護保険負担限度額認定申請書とに、添付しなければならない要著名の同意書の画像
-同意書-

腑に落ちなくて、提出した書類を確認したくて役所へ出向きました。どうせ却下されたんだし、書類を返してもらおう、と。

すると「お返しできません。」だって。

「認定不可だったし、その書類要りますか。どうするんですか。」と聞いたら、

「保管しますので。」

何のために?

市民から提出された個人情報が記載された書類を「個人情報保護法に基づき、適切に管理・保管」する義務があるのは知っています。でも「保管すること」が義務ではないですよね?

こういう口調で対応されるから、不信感を抱くんだよなあ。

どこの機関でも、どのサイトでも「個人情報の取扱い」について「提出された目的以外には使用しません。」って宣言しているじゃないですか。どうしてそれができないんでしょうか。

「保管するので、返せません。」じゃなくて、「提出された目的以外には使用しません。漏洩しないように適切に管理、保管します。でもお見せする事はできます。」って言わなきゃだめでしょ。情報を提出した人が、開示を請求したら応じなきゃいけないんですからね。(←あとで調べた情報)

あ、話が反れました。父の隠し資産の話です。

出した書類は確認できなかったけど、認定されなかったという事は、父が何か隠しているんでしょうね。そんなものがあるとわかっていたら、わざわざ面倒くさい書類集めもせず、手書きの申請書も作らなかったのに。

父はお金が大好きですから、いつも寝る時には通帳を枕の下に入れて就寝します。

と思っていたけど…、果たして、ただ「大好き」ってだけでしょうか。

ね? 怪しいでしょ?