昨日、記事を投稿したあと、一戸建ての実家にドアベルを何ヶ所に取り付ければいいかな、と考えていて思い出しました。

そう言えば、母は玄関以外から出かけた事がありませんでした。

なぜそれがわかるかというと、母がひとり歩きで行方不明になった時、玄関に置いてあった靴がありませんでした。見つかった時には、その靴を履いていました。

つまり、玄関から出かけていたんでしょうね。6回とも。お出かけするなら、玄関で靴を履いて、家を出るって刷り込まれているんでしょうね。

ひとり歩きは、目的があって出かけるんだから。(徘徊じゃないよ。)どこかへ行きたいと思ってるんだから、靴を履いて行かなきゃ、ね。

最初、家を出る時は…、ね。ただ、最初の目的を覚えていなくて、帰り道がわからなくなるだけで、ハイ。

ちなみに最後の7回目のひとり歩きは、わたしの靴が無くなっていて、サイズが大きすぎて途中で脱げたみたいで、見つかった時に履いていたのは靴下だけでした。

怪我しないように、母の靴を出しっ放しにしてた方がよかったかな。

靴を履かずにひとり歩きをしていた認知症患者さんの話を何度かを聞いた事があります。靴が玄関になくても、靴を履かずに一人で出かけてしまうのなら、怪我しないように、本人の靴をわかりやすく置いていた方がよかったような気がします。