2025年6月5日、警察庁が「2024年の行方不明者届受理等の状況」を公表しました。

【警察庁から発表されたPDFデータ】

認知症患者の行方不明に関する事は、10ページ以降に載っています。下のグラフは、認知症患者で行方不明者が発見されて亡くなった事が確認された場所の統計グラフです。

河川・河川敷23%、用水路・側溝16%、山林15%、田畑9%、路上8%、海・海岸6%、住宅等敷地内6%、屋内5%、池・沼2%、湖・ダム1%、その他9%というデータから成るグラフの画像
―死亡が確認された場所の円グラフ-

グラフを見るとわかる通り、水に関係のある場所で発見された方が約半数を占めています。主な死因は「溺死」が最も多く、次いで「凍死・低体温症」「外傷性ショック」だそうです。

そして、捜索しにくいとされているのが、山・川・海。山は木々などで見渡す事ができないし、逆に見渡せるけど広すぎるのが海。警察だけでなく海上保安庁や地元の漁業関係者と連携しないといけません。川や海は流れがあるし、捜索範囲が広がっていくスピードが段違いなのは、簡単に想像できます。こわいですね。

警察庁のPDFにもありますが、何かあった時にGPS等の機器で位置情報が確認できるように準備をしておくのが、やっぱり大事ですね。改めてそう思いました。

警察庁のPDFの11ページには、GPS等を使った発見事例も3件掲載されています。

【見守り用GPS発信機についての記事はこちら】

そう言えば、防水機能付きでしたっけ?