主治医に破棄された、母の介護保険更新のための意見書の事も頭が痛かったが、さらに頭の痛いのが、父。

老年認知症対応の精神科を受診した時は、待合室で母を「精神科に入院させろ」と騒いで先生にやんわり却下され、一旦引き下がった父ですが、その後ひとりでコソコソ動いていました。

自分で調べた(というか知人に調べさせた)精神病院に、電話で入院できるかを聞いたらしく、

「〇〇病院、入院できるって」と、言ってきました。

は?

「診察の予約の電話をしろ。お前の都合のいい日に。」

は?

おそらく「入院できる」というのは、ただ部屋が空いているという意味で、「入院できる」かどうかは「診察してから」と言われたに違いない。

ひとり歩き対策は何も思い浮かんでなかったけど、精神科入院は全く考えてませんでした。

「この間の病院で、そんな段階じゃないって言われたでしょ」

と言いましたが、引き下がりません。

当時は全く気付かず6年後にわかったのですが、父はこの頃、母を精神障害者として申請しようとしてました。そのため、あんなに入院させたがったのか、と。

しつこくわたしに言ってきてましたが、自分では連れて行こうとしません。

他に考えなきゃいけない事がいっぱいあるのに!

しつこい父の言い分を聞いていると、「入院させたら解決する」と思っているみたいで、「もしかして知らないんじゃ」と思って言ってみました。

「たとえ入院できたとしても、症状がよくなったら退院するよ」

常識というか、当たり前の事すぎますが、父は「え?」という顔をしてました。

知らなかったか…

数日後、わたしの言った事が正しいかどうか、病院に電話で確認したらしい。

「退院しなきゃいけないみたいだから、お前、断りの電話しろ。」

は? 自分でその時に断ればよかったんじゃないの?

 

しましたけどね! わたしが!

これで静かになってくれればいいかと思って!

 

それにしても、こんなに社会の一般知識から取り残されている父に、精神科入院とか障害者申請とか入れ知恵したの、誰?

ちなみに認知症患者も障害者手帳の申請はできます。(ただし障害年金の支給対象となるのは、65歳未満の若年性認知症の場合)母のようなアルツハイマー型認知症も、(母は認定不可の通知がきてましたが)程度によっては認定される方が多いらしいです。 生活費補助や税金免除もあるので、詳しく知りたい方は、お住いの自治体のサイトや厚生労働省のサイトで→厚生労働省_障害者手帳について 確認してみてはどうでしょうか。