認知症中期(混乱期)は、本当に大変でした。
特に中期が始まった頃。病気のせいだとわかっていても、どうしていいかわからない。ただもう振り回されるだけで、父のサポートはないし。
認知症の治療薬はありません。レマネカブも進行を抑制する薬でしたよね。薬は、進行を遅らせるか、症状をやわらげるか、です。
「病気のせい」と漠然とではなく、認知症の知識をちゃんと身につけると、少なくとも周辺症状を悪化させる事が減っていきました。
例えば、つくり話をする・嘘をつくのは自分が不利にならないように。自分の不利(ミス)を絶対に認めないのは、「自己保存のメカニズム」が働くんだそうです。なのでそういう時は、母が不利にならないような言葉をかけておこう、と意識しました。そうするとそれ以上は主張しません。
どうしてそういう事をするのか、がわかるとそれを否定しない言葉を選ぶ事ができます。
認知症患者さんの性格・家族の性格・環境によってケースはさまざまでしょう。いろんなケースの家族の本がたくさんあります。ネットでいろいろ調べるにしても、「検索ワード」というのが必要です。
なので、ひとつご紹介。
わたしがお世話になった本の監修をされているのが、杉山孝博先生です。杉山先生は川崎幸クリニックの院長先生です。川崎市の幸区にあるクリニックだそうです。こちらのクリニックのサイトには、情報がいっぱいです。
なにかヒントになるような言葉があるかも。
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