帰って来れなくなった母が見つかり、夜中2時、警察まで迎えに行きました。

警察の人に6回も無事に見つかったのは奇跡だと言われ、気を付けるように、とお説教されました。

ちゃんと見れないのなら、施設に入れなさい、と。

 

ちゃんと見れてないのは確かですが…

「ちゃんと見る」という事は、24時間365日見るという事。それがどんなに大変か、知ってて言ってる? 「施設に入れろ」って簡単に言うけど! タダじゃないのよ!

「認知症基本法案」が可決するずいぶん前の事だから(可決成立するのは、2023年6月)、認知症徘徊の行方不明者を探すのは自分たちの仕事じゃないと思っていたのではないでしょうか。

「何度も狩り出されて」みたいな言い方だったし。警察の人も母の命に係わる事なので言わなきゃいけない事だったんでしょうけど、もうちょっと違う言い方があるのでは?


認知症基本法案 第三条 一、常に認知症の人の立場に立ち、認知症の人及びその家族の意向の尊重に配慮して行われること。


↑ですよ。

 

「ちゃんと見る」のは、ひとりでは無理です。結局、ケアマネージャーさんや警察の人が、どんなに言い聞かせても父は何もしなかったので、わたしひとり。

いよいよ介護離職か、施設入居か。決断まではまだ時間がかかります。でもとりあえず今、何かしないと。

 

そして、意見書についてケアマネージャーさんからの報告もありました。

介護保険の主治医意見書を破棄すると言った、あの医者。もしかしたら、わたし達にそう言っただけで、市には提出するかも、と少し期待したのですが(だって医師法違反)、出していませんでした。

…もっと早く法案が可決されていれば、少しは違った言い方になっていたかなあ?

認知症基本法案の一部の文章の画像
認知症基本法案の一部の文章
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